CULTURE

前田健太 × 藤村俊秀
プロフェッショナル対談

  • 人と出会うということとは?

    藤村社長:基本的には僕は人を見る⽬がなくて、ある意味、騙され続けた人生であるかもしれないですけど。見る⽬がある人はいっぱい周りにいる、だからそういう人がいい人って言えばいい人。巡り合わせても70億人以上いる中で、何人出会えますかって考えたら、そういう風に言って頂けた時(前田選手との出会い)っていうのは、多分何か縁があるのかな。

  • ⼆人の原点は?

    前田健太さん:単純に上手くいかない時とかは沢山ありましたね。調子乗った時もあったし、天狗になったっていう時もありましたけど、学生時代ですかね。高校1年生の時に甲子園でて、正直、このまま簡単にプロになれるなっていう考えを持ってしまって、そこから成長が⽌まってしまったことがあったので・・<中略>

    藤村社長:朝礼とかで毎回⼝がすっぱくなるほど、臆病者であるべきっていうのは(伝えてます)。僕はその臆病者っていうのは嫌いじゃなくて・・

  • 技術について

    藤村社長:「この一球」みたいなあるじゃないですか?この球打たれたら、この球見逃されてみたいなていうのはやっぱりあるもんなの?

    前田健太さん:ありますね。自分が自信持って投げたボールが打たれたことももちろんありますし、このボールっていうのはありますけど。逆に何気なく投げた一球できっかけができたりとか僕とかもそうなんですけど、野球ってピッチャーだと150キロ以上投げたボールて昔から早いって言われてるじゃないですか?僕はずーっとどうしても150キロ以上超えなかったんですけどある感覚を掴んでそっから150キロ以上出るようになったんですよ。

  • 社会貢献をする意義とは?

    前田健太さん:自分の絵で、お金を稼ぐっていうは、僕的にはないことなんで。別に野球でもないし、僕自身も絵のプロでもないので。<中略>ただ、たくさんの方からなんか作って欲しいという声が来てたので、どこかに寄付しようかたと考えてたんですけど、ちょうどやろうとしたタイミングで、藤村社長と会うことができて、同じ志を持てたというか。

  • 日本から世界へ

    前田健太さん:自分より野球がすごい人がいたらそこに行きたくなるっていうだけなんで。国際大会経験したりとか、WBCでいろんな選手見て、自分よりすごいピッチャーはいっぱいいるなと思って、じゃあ自分が行ったらどうなるんだろうっていう単純な興味とレベルの高いところでやりたいっていうのがアメリカに行った理由です。<中略>

    藤村社長:世界に行って僕らが通用するためには、中小企業がどうやって世界で商売をするのかっていうのは、僕の中の答えはパートナーを見つけないといけないと。

  • 未来への想い

    前田健太さん:自分自身が、今良い結果を残せるようにできるだけ長く現役生活を続けられるようにっていう努力をしていきたいなとは思います。野球終わったら、僕たちって本当に何も知らないと思うので、現役の時からたくさんの人に携わることができるので、それによって僕自身も知識が増えるので、終わった後、野球以外のことでも知識を得て、社会に貢献できれば嬉しいなとは思うので。

    藤村社長:現状これから10年後っていう未来に向けて、この2,3年でその10年後が見えてくるんで。2,3年の間でそのシーズ(種)がどのくらいあるのかっていうのを作って60を迎えたいなと。